先生とかねてよりお約束をしていた2008年11月10日、早朝家を出ました。先生の工房へは年に、1、2回お訪ねするのですが、この日は11月初旬には珍しく風も吹いて寒い日でした。秋といっても最近は暖かい日が多く、ちょっと面食らいました。

いつものように湖西線に乗り換え、琵琶湖畔を北へ進みます。堅田くらいまではまだプラットホームは街の騒々しさを残していますが、それを過ぎると全く違う空間が広がります。建物も低くなり琵琶湖を右手に眺めながら湖面がずっと近づいたり、少し離れたり、のどかな風景となります。
この日は湖面と空は灰色で一体となり、境界線が融合しているようでした。時たま薄漏れ陽が後光のように湖面にさしてきます。
ぼーっと電車に揺られる時間は大好きな貴重な時間です。蓬莱駅に着き先生の工房へ向かう道々、見上げる蓬莱山は紅葉の真っ盛りでした。黄、紅、緑に覆われた山並みはまさに絨毯を敷き詰めたような大自然の美しさでした。

この旅の仕事の一番の目的は、来年11月の先生の展示会の打ち合わせです。2009年11月に花染の2階で先生の展示会をしていただきます。
お茶を頂きながら河井家にまつわる今昔話をお聞きするのはとても楽しいひと時です。
先生の手元に現在ある作品を数種類頂戴しました。

    
呉須渦巻鉢 径16cm         白黒掛分六角皿 径約18cm      灰釉皿 径18cm             湯呑みいろいろ

河井一喜さんの作品もお願いしてあったものなどを頂きました。

         
冬の温かい和洋の煮物、または揚げだし豆腐などに最適です。
コーヒー碗皿 
ゆったりとしています。呉須の色もちょっと明るめで美しい色です。
小さな蓋物です。
金山寺味噌など、ちょっと珍味入れにいかがでしょう。
2008年11月 河井久の工房を訪ねる旅