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高橋 正治(京都府・京丹波町)
略歴
1957 京都に生まれる
1977 東京クラフトデザイン研究所金属工業科卒業
1983 工房設立
1997 今日の金属造形の縮図国際展1997入選<ドイツ>
ハンドワーク会議コンプレンツ金属+ライト入選<ドイツ>
2007 メタルアート展入選<アメリカ>
百貨店美術画廊、その他各地で個展
鍛鉄の仕事と言っても、あまり身近に感じないかもしれません。鉄をコークスの火で真っ赤にし、ハンマーで一打一打打ち鍛え上げ造ります。
その作業を気の遠くなる程繰り返し、鉄のかたまりだったものが、あたかも柔らかいものの様な曲線を描くのです。
緻密で繊細な、その美しいフォルムに魅了され、男性的かつ優美…であることに虜になるのです。
高橋さんとの思い出は1999年にさかのぼります。若い頃の出会いでした。
まず最初の仕事は、花染の玄関ドアの取手を鉄でお作りいただく事からでした。
時を同じくして、作品を常設していただくことにしたのです。
ドイツの荘厳な教会をデザイン化した力強いオブジェ。そして同じデザインのレリーフ。私の中では初めての世界でした。
吹きガラスとコラボしたランプ。ステンドガラスと組み合わせたダイナミックな世界観を持つランプも作っていただきました。
常設の品は、次々私共の手を離れ、お客様のお手元に渡って行ったのです。
花染で初めて展示会をしていただいたのは2019年10月のことです。
美しいフォルム、暖かい灯、長い年月、私共の店で、程よい明るさと穏やかな雰囲気を作ってくれたのです。
そして又、その暖かさと対局にあるような、彼の大きな世界があるのです。
人の背丈以上もあるダイナミックなオブジェ。そして門扉。その芸術性は私達をうならせるのです…存在感に圧倒されるのです。
それでいて彼は、とても穏やかでスマートな素敵な男性なのです。