日常つれづれ(2015年)

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2015年(平成27年)12月9日
紅葉もそろそろ終わりに近づき、空気は冷たく木枯らしを体感する日も増え始め、今年も残すところ1ヶ月を切りました。店の裏の万両の実が赤く色づき、お正月も近いナァ・・・と。一年の早さに驚きます。

                     

花染も11月17日にリニューアルオープンして20日余り。少し落ち着いて参りました。
これからまだまだ・・・修正を・・・という部分も多々ございますが、どうかお出かけ下さいませ。
心よりお待ち申し上げております。

                        

新しい作家の方々との出会いは、私がかけがえのないものに気付く貴重な出来事でもありました。
特に武内真木氏との交流は、私を原点に立ち戻らせて頂くことになりました。作品を送って下さる箱の中には、素敵な作品と共に、丁寧な文章でお手紙が入っていて、その中に私の心を洗う一文が添えてありました。

  

   

文章はとても穏やかで優しく、今の私の心境そのものです。
子供の頃からおじい様やお父様(竹内晴二郎)との民藝の暮らしを普通の事とし、ご自身も浜田庄司の弟子となり作陶に専念する長い年月をお過ごしになられ・・・
「世の中の流行に振り回されないだけの自信を持てるようになりました・・・。」と控えめにおっしゃる武内真木氏の心情に触れ、私は、「ハッ!!」と気づかせて頂きました。
いつも心が揺れ迷う私へクサビのごとく打ち込まれてしまいました。
自分らしく生きる事が如何に大切で難しい事か・・・又、難題にぶつかってしまったのです。めげない心で、又一歩一歩精進して行きたいと願う日々です。自分を振り返る良い機会を与えて頂きました。

話は変わって、
先日12月5日(土)島本町全体の「手づくり市」が催され、毎月我々の商店街で行っている「第三・土曜市」も参加いたしました。たくさんの人々が町内を行きかい、大変な1日でした。
「風船パフォーマンス」の方を私達の商店街のイベントとしてお願いしてあったのですが、それが見事に子供達そして大人までも魅了する歌と踊り、音楽を交えた、まさにパフォーマンスでした。

  

     

想定外に楽しく盛り上がり、お客様達も大満足でした。
ポップコーンも無料で配らせて頂いたのですが、700人以上分が出て行きました。

                          

とても疲れはしましたが、お祭り騒ぎにどっぷり浸かった楽しい1日でした。

そして、島本町の冬の風物詩・楠公道路のイルミネーションが始まりました。阪急水無瀬駅からJR島本駅までの直線道路が美しく輝いています。

     

道を行き交う人々の横顔を照らし、シンとした冷たい空気を一層際立てています。夕刻5時点灯です。そうぞお出かけ下さいませ。(12月31日までです)

まだまだ私は進化の過程・・・幾歳になっても勉強する事が山盛りで背が重いです。心が千々に乱れる中で真っ赤なりんごが信州から届きました。まん丸いりんごの姿に癒され、いい香りが私を包み込み、優しく背中を擦ってくれている気分です。

                        

店内のお正月飾りも出来上がりました。赤地健氏のとても素敵な赤絵の干支のおさるさんももうすぐ入ってきます

   

日本の四季や折々の行事に感謝し、日本人の心を守り、そして育んで行けます様。又、落ち着いた丁寧な暮らしが出来ます様、努力したいと思います。
12月28日(月)・29日(火)は営業致します。
1月新年は、5日(火)からです。
末永くよろしくお願い申し上げます。
そして、年末年始をどうぞお健やかにお過ごしになられます事をお祈り申し上げます。
(HPはまだまだリニューアル出来ておりませんが、少しずつ更新して参ります)

 2015年(平成27年)11月1日

真っ青で抜ける様に高い空が広がり、食欲の秋を感じさせてくれます。実りの秋に相応しく食材には事欠きません。
先日、丹波の黒豆の枝豆を沢山送って頂き、大きなぶどうの様な粒に舌鼓みを打ちながら「日本の四季はイイナァ・・・!」と・・・。
丹波の黒豆は、たぶん日本一。お正月の煮豆用に、毎年、母に送っていましたが、その母は今はもういません。
遠い人になってしまった事を、折につけ思い起こしては涙してしまいます。
子供の頃の父や母、家族との思い出は、ちょっとしたこの様なきっかけで、オーバーラップしてしまいます。ちょっと湿っぽいですね。

花染「リニューアル前の全店Sale」にたくさんのお客様がお出かけ下さいました。
花染を愛して下さる皆様に、ただただ感謝する日々を送らせて頂き、忙しい中にも、本当に幸せな日々でした。
10/10(土)で終わり、リニューアルオープンまでしばらくお目にかかれない事を寂しがってくださる情愛に頭の下がる思いです。
「リニューアルを楽しみにしているからね…!!」と口々におっしゃって下さる事は幸せでもあり、プレッシャーでもあります。
そのプレッシャーを背負って、今ひたすらに頑張っていますが、頭は千々に乱れています。

そのあい間に新しいお取り引き先へ旅をしました。この度は、2泊3日の金沢 ― 七尾方面への強行軍でした。
良い出会いをさせて頂き、実りある日々を通して皆様方から若々しいエネルギーをもらいましたが、本当に花染にしっくり馴染むのに2年くらいはかかると思います。どの様に新風を吹き込んで頂こうかと胸がおどります。

金沢の街もしっかり精力的に楽しんでしまいました。何時もゆっくりとした旅を心がけるのですが、ついつい走り廻ってしまうのです。

石川県立美術館では、偶然開催されていた「鴨居玲展」(1928年~1985年)に足を運びました。彼が金沢で育ち、金沢美術工芸大学で学んだ事もあり、この美術館が多くを所蔵しているとの事でした。これ程の作品が集められるのは金沢ならではの事でしょう。

思いがけず、仕事がスムーズに運んだおかげで、新しい刺激を受ける良い機会を得る事が出来ました。

21世紀美術館も旅の1つの目的でもありました。子供達が気軽に「美術館として構える事なく参加出来る事」が目的とはお聞きしていましたが・・・。これが美術館か?と思う程、若い人々、そして子供づれのご夫婦など、私の想定外の人でごった返していました。
それでも現代美術の楽しさをゆっくり味わうべく館内を歩きました。人は多くて大変でしたが、それなりに造形の美しさに触れる事で新たな喜びを感じ取る事ができました。

私にとって子供時代の美術館の始まりは、小学低学年に父と訪れた「倉敷大原美術館」です。荘厳な建物は美しさであふれ、父の講釈を聞きながら静かにゆったりと空間を歩き、「本物」を体で受け留め流れる時間に身をまかせるそんな時代でした。
たびたび父母と訪れた美術館には、長い年月をかけて、知識や美意識、そしてお行儀や、作者への尊敬までも育ててもらった気がします。

今の時代とは、社会状況もまったく異なるけれど、21世紀美術館の様なものを経て、子供達に次に進ませて上げて欲しい・・・。と老婆心ながら考えてしまいました。

最終日の午後、時間が出来たので、街歩きをしよう!!ひたすら歩きました。
浅野川の畔で版画家の故「クリフトンカーフ氏」が晩年を過ごした自宅兼アトリエに出くわし、驚きました。

前日、そんな話をしていた矢先の事で偶然の喜びでした。

仕事から仕事へタクシーで走る車窓から、フッと一瞬見つけていたショーウインドウにも偶然行きあたり驚きました。
それは、「柳宗理記念デザイン研究所」のショールームでした。柳宗理氏は1950年代より約50年にわたり金沢美術工芸大学で教鞭を取り、大きな足跡を金沢の若い人々に残したのでしょう。

私は彼の父君の柳宗悦氏に傾倒していましたし、東京駒場の日本民芸館が私の仕事の芯でもありましたので、柳宗理氏とは相容れないものを持って仕事をしていました。(彼は日本民芸館長を1977年~約30年務めました)
しかし、若い人々に与えた、デザイナーである宗理氏の仕事は脈々と引き継がれていることも否定出来ない事実と感じつつ研究所を後にしました。

旅は日常性から離れていいものですね。たくさんのものを発見させて頂きました。
ひたすら歩き、近江町市場内でにぎり寿司屋さんに入り、日本海の幸を頂き、秋晴れのちょっと暑い中、弥次喜多珍道中の旅を終えました。

またまた工務店さんの仕事の合い間をかいくぐって、10/22日 岡山倉敷・酒津への旅です。武内晴二郎氏(1921~1979)のお名前は、この世界では知る人ぞ知る偉大な人なのですが、50才代で早世さないました。

倉敷大原家にゆかりの深い方で、戦争で片腕を失くし、片方の手で作陶をなさいました。
私が彼の作品の写真を見たのは、40年くらい前だったでしょうか。長方形の器で、型押し、呉須の色が深く、どなたとも違って、心に響き、それ以降、胸にささった様に釉薬を忘れることもありませんでした。

私も店を長年させて頂き、又、再び作品集と出会いました。日本民芸館が尽力して「武内晴二郎作品集」を編集したのです。頁を開く程に、気持ちは熱く、言い知れぬ喜びに包まれました。

酒津で作陶をなさったのですが、その窯をご子息の武内真木さんが引き継いでいます。今までも、ご縁はなくはなかったのですが、そのまま幾十年が流れ、数年前の舩木先生「吹きガラス50年」パーティーの席でお目にかかりましたが、それきりになってしまいました。
この度のリニューアルに当たって、私も「まだまだ仕事を続けたい・・・。」との思いから、お伺いさせて頂く運びとなりました。
ポッと出会う作家の方々もあれば、この様に、いろいろのご縁でたぐり寄せられて行く作家もあります。ご縁とは不思議です。思いは通じるのですね。

私は、やはりこの世界が好きなのです。武内氏の酒津のご自宅・工房は、私にとって理想の佇まいでした。お宅の周辺は、まだまだ昔の面影が残る豊かな自然があり、高梁川の堤も雄大で、そこから水を引く水門の見事は景色に思いはひとっ飛び、昔に返ってしまいました。
父君の武内晴二郎氏がこの地にご自宅と工房をお持ちになられた時代がよみがえり込み上げるものがありました。

武内真木さんと長い時間を過ごし、かわす会話に酔いしれ、優しくて品のあるお人柄に、まるで何十年来の知人である様な錯覚をしてしまいました。
なごり惜しく、話がつきない中、夕刻になり、お宅を辞しました。

今現在の心境はとても複雑です。
たくさんの思いが交錯する日々でもあり、深い思いがフツフとわき上がる日々でもあります。
再出発への仕事は無限大です。くたびれかけていた自己を啓発し、次のエネルギーに向かう一歩が始まる事を願っています。
人々に助けられ、お客様に育てて頂き、たくさんのご縁に支えられている事を、もっともっと謙虚に受け止め成長して行きたいと素直に思っている自分も発見致しました。

力の限り花染を愛しんで、これからの厳しい時代の中でも、もう少し夢を見続けたいと思っています。そして、作者への思い・・・お客様への感謝・・・社会・文化への思いをひたすら拙い言葉で書き綴り、常に熱くありたいと願っています

そしてオープン致しましたら、再びお目にかかれます事を楽しみに致しております。
どうぞ、幾久しく花染をよろしくお願い申し上げます。

 2015年(平成27年)10月5日

焼けつく様な日差しに疲れ果てた8月も過ぎ、9月は不順な天気に悩まされ、地球はいったいどうなっているのだろうと思いつつ、それでも、日々折々四季を感じ、10月やっと秋を実感出来る様になりました。
秋海棠の花、のこん菊の花をお客様から頂き、店内も一気に華やかになりました。中秋の名月にはお月見だんごを食し、栗のお菓子に舌つづみを打ち、いつも感じる「日本っていいナァ・・・!!」

                          

デパートの食品売場には、国産松たけが並んでいますが、庶民にはほど遠いお値段ですので、せいぜい栗ごはんでも炊き、食卓に秋を呼び込んで見ましょう。

ふっと見つけた嬉しい話です。
先月、朝日新聞(9/13)読書の頁を何気なく見ていると、小さな枠で佐野洋子さんの本の出版が目に留まりました。 
「日曜美術館の前の5分間のドラマ」(Eテレ毎週日曜日午前8時55分~9時)にはまっている・・・佐野洋子さんを知りたい・・・と書いたことがありますが、まさしく彼女のことでした。
故・佐野洋子と書かれていると言うことは、すでに亡くなってしまった方なのだ・・・。と複雑な思いで拝見し、とても切ない思いを抱きました。
早速、町の本屋さんで買い求め、読み始めました。私が彼女に感じた思いは間違いではなかったのた・・・と自分を誉めたくなり、久しぶりに幸せになりました。

                        

「100万回生きたねこ」の著者、佐野洋子さんは、すでにたくさんのファンをお持ちでいらした事も知りました。
私が知らなかっただけで、絵本・童話などの世界では、数々の賞を受賞している事にも驚きました。文筆の世界は広いですね。折々これから彼女の作品を買い揃えて読みたい・・・なんだか熱くなりました。

 

       

絵を描いている北村裕花さんも、とても素敵です。やはり絵本作家として世に出て活躍なさっているのですね。
丁度私が「ヨーコさんの言葉」が本にならないかナァ・・・。と言い始めた頃に出版された様です。

内容は、ほとんどEテレで見た作品ですが、一冊の本にすると、佐野洋子さんの生きた人柄が手の中に暖かいぬくもりになって伝わって来るのを感じました。
本の帯に「自分らしく強くなれる、やさしくなれる、豊かな人生がここから始まります。」佐野さんの言葉に幸せの秘訣がある――と。生きものへの愛しい目線にホッとさせられ、本を閉じました。

すばらしい人達は世の中にいっぱいいらっしゃるのです。
私の大好きな番組がありました。
9/27(日)NHKスペシャル「作家・山崎豊子」戦争と人間を見つめて
人間を見つめ、ひとり時代に向き合う姿の重さに気持ちを引きずられてしまいました。

                        

番組を拝見する程に、私の中にいいしれない重いものを残してしまい、しばらく抜け出せませんでした。
俳優・仲代達矢氏が、せつなく情感込めてとつとつと語り、ナレーションが静かに流れる番組の構築も見事でした。

山崎豊子が89才で亡くなるその日までペンを握り続け、日本の何を見抜こうとしていたのか。
実在の人物や事件をモデルに、タブーを恐れぬ大作を次々に発表し、そのスケールの大きさは、他の作家とは異なる存在感を示していたと思います。
”取材の鬼”と言われ、1作品あたり200人を超える人物を取材し、死ぬまでこだわり続けた戦争、そして戦後の日本人の生きざまを追い続けた原動力を1時間の番組は私達にうったえていました。

                        

私の知らなかった予想外の展開もありましたが、主人公の中に山崎氏の理想とする男性の姿を込めたのです。
最後に「運命の人」のモデル西山氏(現在84才)の映像が印象的でした。
この崇高な問題提起を私達にも分かる様に小説にし、大衆に浸透させた彼女の能力を西山氏は称賛していました。

番組の言葉を引用させて頂きましたが、重い課題をつきつけられた様で、日本人の生き方を問われている気がしました。
長々と私が書く事ではない様にも思うのですが、熱くはげしい生命を感じる時、我が身を戒めたい思いにかられてしまうのです。
次の世代に彼女の崇高な精神を受け取って欲しいと思うのです。

今、花染は10/10(土)まで店内Saleをしています。
たくさんの人達で溢れましたが、感謝の思いでいっぱいです。
お礼を申しながら、大切にお包みして、お渡ししながらお話しをさせて頂いていますが、包装で手いっぱいで、ご遠方からのお客様に対しても、礼を失している事も多々あります。
不行届きはお詫び申し上げます。

32年の花染の年月の中で2度目のリニューアルですが、私の頭の中も、そして花染も、心は熱く形はシンプルに・・・と思っています。
どうなります事やら!!リニューアルオープンは、11/17(火)の予定です。
楽しい様な不安でいっぱいの様な・・・。たくさんの人達の力をお借りしながら進化したいものです。

11月初めの「日常つれづれ」には、もう少し具体的なお話しが出来ますれば嬉しいのですが、その頃は準備で必死かもしれませんね。

10月11日(日)~11月16日(日)まで、店は休業致します。
何かにつけて花染も新しい事に取り組みたいと思いますので、今後共、どうぞ見守ってください。

                      ―― ** ―― ** ―― ** ――
今日、10/5(月)朝早く丹波篠山・柴田氏の工房へ出かけ、たった今帰ってきました。丹波路は、柿の実がたわわに実り、すすきが、コスモスが風に揺れ、田は黄金色にさざ波、自然がとても豊かな世界でした。

柴田氏の工房は、今まさに息子さんが新しい登り窯を築いている最中でした。この窯が炊けるのは2年後くらい・・・とのお話しです。

                       

毎度お伺いさせて頂くと、庭と畑が混在し、木々や花々で埋め尽くされる佇まいに心を癒されます。

 

       

帰りに秋明菊、水引草などを頂き、たくさんを抱えて帰りました。明日から店内は花ざかりになります。

 2015年(平成27年)9月7日

9月に入り、雨がちな日々ですが、そのお陰で急に朝夕秋らしくなり、少々戸惑っています。秋の訪れの虫の音も聞かれるようになり、東の空に出る月も心なしか澄み渡っています。
しかし、この8月の様な暑い夏は過去あったでしょうか。毎日照りつける容赦ない太陽は熱帯を思わせ、体も心も萎えてしまいました。
その暑い中でも、いろいろな花が咲き、少しは心を和ませてくれます。毎日店へ通う道々に「むくげ」の花が咲き、何とも優しく、はかな気です。1日で終わる花が次から次と花開き、今なおひっそりと咲き続けています。

 

       

数週間前から夕日の照りつける帰り道、赤とんぼが数十匹、私にぶつかりそうになる程、乱舞しているのです。
夏の間も、チラホラ飛んでいる姿は見かけていましたが、最近は、メチャクチャ元気に群をなして飛び回っている小さな生き物に感動しています。

もう一つ、イイナァ・・・の話。以前7/3のつれづれにNHKテレビ「日曜美術館」のすぐ手前5分間の小さな番組にはまっている・・・と書きましたが、本当は毎週釘付けです。8/30(日)ヨーコさんの言葉「口紅」文・佐野洋子・語り・上村典子・絵・北村裕花
3人が絶妙の調和であり、コンビネーションなのです。

       

写真も数枚撮りました。とても小憎らしい文言なのです。「言いえてしかり!!」何と的確な表現でしょう。尊敬してしまいます。
この全集を出版なさるといいのに・・・と最近では本気で思っています。ほのぼのと、森羅万象に優しい目線で、私も、かくありたいと願いながらみています。
この佐野洋子さんとおっしゃる方をもっともっと知りたくなります。

年齢とともに見えなかった物が見えて来たり、又、見えていたものが見えなくなってしまったり・・・と我が愚かしさや、複雑な感情に毎日揺れています。

そして、このまま惰性の様に年を取ってゆくのは如何なものかな?と思い始め、突然店をリニューアルする事を思い付きました。リニューアルに当り、必要な方々と相談、打ち合わせをし、決行する事にしました。
前回のリニューアルから約16年。お客様達に32年間の感謝をお伝えしながら、もう一度初心に返り、喜々として仕事に接したいのです。
しかしリニューアルい向けて悩みは満載です。何を発信したいと思っているのか、地域とどの様にかかわるのか。私にいったい何が出来るのか。
花染が何かの役に立つ為に、お客様、作家さんと今後どうすれば良い関係が築けるのか。今後もきっと悩み続ける事と思うのですが・・・。

    10/10(土)までは平常通り営業しています。    
    10/11(日)~11/16(月)まで店を閉めます。 
    11/17(火) リニューアルオープンです。

          
新たに作品を頂く事になる若い作家さん5~6人、そして「ちょっと素敵な日本の道具」など、今までの感性と違うものにも取り組むつもりです。若々しい、明るい空気の流れをつくり、私自身をも啓発してゆける事を願っています。
もちろん従来通り、花染を支えて下さった作家さんの作品を大切にしてゆく事はとても重要です。

リニューアルの仕事と同時進行して、家具の注文をたくさん頂いています。
32年間途絶える事なく、お作りさせて頂きました。先日、大きなサイドボード―― 好きな食器やガラスなどを入れるのだそうです。 ――を納めたばかりです。玄関・天井までいっぱいの靴箱・そして大きな机と引き出しと椅子・お嫁入りの鏡台・食卓と椅子・・・等々、大変な仕事の量ですが、出来上がると、何時も満足感で溢れます。

これから毎日が少々きつくなりますが、とても楽しみにしています。

第三・土曜市も。次々企画をしなくては・・・でもこれは、私の手を少しずつ離しながら、根っこをしっかり押さえていれば運営して行けます。又、そうして行くのが当初の考え方でもありましたので。
お客様がたくさんいらっしゃって下さる事が、最大の喜びです。
8/15はお盆の真只中という事もあり、人出が少ないと予想して、バンドをお呼びしました。セミプロの方のボーカルはなかなかのものでした。彼等の歌声によって、にぎやかな楽しい土曜市になりました。

4月の第三・土曜市から始まって9月19日(土)で6回です。少しずつ定着しつつありますが、まだまだ手をゆるめる事は出来ません。

話はまったくそれてしまいますが、ちょっと身近かで心地良いお話。
いつもクロネコヤマトさんの宅急便の方が荷物を届けてくれたり、私共から出る荷物を取りに来てくれたりしています。
私はこの方々に全面的な信頼を寄せていますが、その男性の胸のネーム札に大きく「ちゃんと」と書かれてあるのをいち早く見つけ、思わず、「本当よね~。」「いい言葉ねぇ~。」とたった一言に変に感心してしまいました。これがなかなか出来ないのです。
クロネコさんも「やるナァ・・・。」

そうこうしていると、年末・お正月とあわただしい日々がやって来ます。
まずは体力不足を補い、体調を整え、11月17日(火)リニューアルOPENに向けて、もろもろの事を乗り切ってゆきたいです。
皆様も、この天候不順の中、お疲れが出ない様にくれぐれもお気をつけて下さいませ。
そして、10月10日(土)までは、平常のまま店は営業しておりますので、是非、お出かけ下さいませ。
そして、今日、ふと気が付くと、店の裏にお客様から頂いた鉢植えの「山ほととぎす」がやっと一輪つぼみを付けているのを見つけました。

 

 

山野草のほととぎすですので、葉もかよわそうで、花も小さく可憐なのですヨ。嬉しいですね!!

 2015年(平成27年)8月3日
この所の真夏日に辟易しています。暑くないとお困りのお仕事もあると思うのですが、それにしても暑過ぎます。少し動くと体中から汗が噴き出し、水を被った様になり、お客様も「暑い暑い!!」と入って来られます。

台風11号の爪痕は各地で今も尚、被害をもたらし目を覆うばかりです。

7/18(土)の商店街・第三土曜市・夏祭りは台風11号にヤキモキさせられ、それだけで疲れました。
土曜日を目前に、木・金曜日共にどしゃ降り。金曜日に到っては、凄まじい雨が降り続き、近畿圏の河川が、どこも危険水域に達し、刻々とテレビのテロップが避難勧告を出し、携帯TELは数分おきにメールの音声が響き、島本町、山崎あたりも避難危険箇所がいくつか出され、私はニュースを見ながら心が痛み、流石に落ち込みました。

夜半になっても凄まじい雨は降り止まず、あきらめて寝てしまいました。朝早く、第一声「雨降ってる!!」6時はまだかなり降っていましたが、8時頃には小降りになり、Goする事を決定。奇跡の様に9時には雨は上がり、次々出店する方々も来てくれ始め、私達は夏祭りの準備にかかりました。

昼前には日が射し、午後は強い太陽と、たくさんのお客様達、子供づれの若い方々が後おしをしてくれる中、無事運行されました。

イベントも順調に皆様と一緒になって賑わってくれました。
土曜市と夏祭りと同時進行は、心底疲れはててしまいましたが、何とも爽やかで心地よい、そしてとてもありがたい奇跡の1日でした。

ただ必至のあまり、まったく写真を撮り忘れている事に後になって気づきました。「本当にドジなんだから・・・!!」

夏と言えば、住宅街では、さるすべりの花が誇らし気に咲き、私が店へ通う道々で元気づけてくれます。

こんなに暑くても道端には可憐に見える花も咲いていますが、可憐に見えるけれど、きっと強いんだろうナァ・・・と羨ましく、見ながら通り過ぎます。
花染の店内は今、ほとんと観葉植物、多肉植物でごまかしています。春に咲いた白い山吹きが実を付け、それもなかなかのものだと思い、舩木先生のビールグラスに生けています。

ちょっと風情のある花が欲しいですねぇ・・・。田舎町ゆえ、そういう花屋さんがないのですが、その分田舎ならでは、たくさんの野菜を頂きます。とまと、キュウリ、インゲン、なす、ゴーヤなどです。たまに冬瓜を頂くこともあり、とても嬉しいです。お酢づけ・半調理し、冷凍などして一生懸命ストックし、日持ちのする料理を考え、無駄にしない様努力します。

その上嬉しい事に、友達のご主人が明石へ蛸を釣りに行き、たくさん(10匹以上)の蛸を頂き、喜んでいます。きれいに掃除をし、しっかり冷凍してあるものを持って来てくれたので、我家の冷凍庫にストックしました。2~3日おきに、いろいろの料理に使いましたが、「たこめし」が中でも最高でした。でも本当はゆがいてすぐの蛸をそのまま切って、食べるのが一番です。

そして、たくさん頂いた野菜は、テンプラにもしましたが、夏場の揚げ物も良いものです。さっぱりと藻塩で頂くのは、又格別です。あっさりととてもたくさん食べられるのです。
たくさんの手間と時間と労力をかけ、大切に育てられる地産の食材に感謝です。

先日7月5日・6日と細江さんのお宅へ行って来ました。
走る道々、山又山は木々が生い茂り素晴らしい山林の連続です。木曽川~飛騨川へ流れを変え、雨上がりの清流が水しぶきを上げ、勢いよく下る様は、日本の水資源の豊かさを感じ、水の国を実感しました。

山々に植わっている檜(ひのき)は奥深く連なり、緑茂る風景に見入ってしまいました。が、この檜は今では使われなくなり、木々が立ち枯れ、山が荒れてしまっているそうです。木を切り出しても以前の1/10の値段にもならず、木の仕事、製材業は成り立たず、ますます悪循環になっている・・・との話に日本の無策を、日本人として憂えてしまいました。
細江さんのお父様も木のお仕事だったそうです。

下呂から細江さんのお宅へ・・・。自宅に続き、細江さんが増築した小さな喫茶店が出来ていました。店主は奥様。店内はこじんまりとしてはいましたが、自然の中で呼吸し、回りの景色に溶け込み、土・日・祝日営業の女性らしい細やかな感性の佇まいでした。

美味しいコーヒーを頂き、話は30余年のお付き合いに及び、昔話を懐かしく、尽きる事なく時間を忘れてしまいました。
私も花染をリフォームする時の参考に・・・と細江さんにいろいろお尋ねし、彼の仕事を詳しく頭にたたき込み、勉強させて頂いた数時間でした。時間はまたたく間に過ぎ、気が付くと回りはもう夕ぐれでした。

いろいろと話をしながら、一番残念に思った事は、この奥深い、日本の真中に位置する岐阜の山林の木が有効な手立てもされず放置されている事が想像をはるかに超えて、かなりショックでした。

50年前に植林さなった方々は、こんな時代を予知なさったでしょうか?次の世代へ引き継がれ、子孫の繁栄を願って、重労働の中で、山を豊になさった事を思うと耐え難い思いでした。

偶然、それから数週間経った7月後半頃、岐阜・東白川村「スーパー公務員」のドキュメンタリー番組を見ました。何気なく見たので、録画を忘れ、内容については記憶が鮮明ではないのですが、同じ様に「檜 ひのき」にまつわる話でした。
東白川村の村役場の「スーパー公務員」の方のお仕事内容は、この檜で役所を通じ家を建てる・・・。工務店・設計も、馴れ合いではなく、競争の原理がうまく機能する成り立ちをしていました。漆喰と檜の家は、デザイン的にもすぐれたものでした。
村が直売する「檜」なので、家一軒がハウスメーカーより安いくらいの値段の上、役所が絡む仕事とは思えない自然かつ本格的な、人々を魅了する力を持っていました。かなりの軒数の実績がありました。
成功する秘策を1ツ1ツクリアーにしてゆく、このスーパー公務員の信念・実行力そして東白川村を愛し、貧しさから立ち上がらせ様とする情熱に、やけに感動しました。

村々が立ち上がり、、国土の自然の恵みを次世代に手渡して行く事が出来れば魅力ある山村が日本中に出来上がりそうな気がします。
その為には、私達も勉強しなくてはいけません。何でも横並び、何かあると行列が出来、ライフスタイルが画一化され、顔の表情まで似かよって来る・・・。自分の目と耳と五感で生き方を選べる様になりたいですね。

そうそう・・・そんな中、山に仕事が増え、豊かになり、若い、山で働く人が2名新たに村に入ったとの事でした。

細江さんの仕事に助けられ、花染も30余年、日本の木にこだわり、家具や道具を作らせて頂いて来ましたが、現地を拝見し、久しぶりに胸に沸き上がるものがありました。

8月に入ると、テレビも新聞もすべてのメディアが戦争にまつわる話であふれます。
8月6日は広島、8月9日は長崎、そして8月15日は敗戦。今年は4月頃から、東京大空襲、日本の地方都市の空襲、沖縄線など、早くから報じていました。その時代を生きた人々は、幾年月過ぎようとも、癒える事のない思いを内に抱えている事でしょう。
私も今読み始めた浅田次郎「終わらざる夏」上・中・下三巻に引きづられています。兄から送られてきた中のものですが、2013年文庫化されたもののようです。

何かの評に「戦争の理不尽と不条理」に・・・云々とよく書かれますが、山崎豊子氏が何時もこの言葉を使っていた事を思い涙を禁じえません。彼女は亡くなってしまったけれど、作者の理念は強く読者に引き継がれて行きます。

次回8月第三土曜市まで、もう少しです、8月15日と言えば、お盆の真只中ですが、休む事は出来ないと決め、少し縮小した形になると思うのですが、開催致します。出店数が少ないかもしれませんが、その分イベントで盛り上げ、お客様の心を引きつけるものにしたいと思います。
花染の前には、普段通りのものと、ヨーヨー釣り、そして「かき氷」の店を出します。いろいろ策を練っている最中です。
暑い日中、水を触るのは気持ちが良いですものね!

先日、新聞にかき氷の事が載っていたのですが・・・。「魔法のシロップ」の作り方に心引かれ切り抜いておいたのですが、「そうそう!我家にはかき氷機がなかったナァ・・・」と基本的な事に気が付きました。

土曜市で、そんな高価なシロップをかける事は出来ないので、思いつきで終わります。
気温が29度を超えるとかき氷が食べたくなり、もっと上昇し、32度を超すとアイスクリームよりかき氷が売れると言う事だそうですので、その為にはカンカン照りの暑い暑い1日であって欲しいです。
楽しい1日にしたいと願っています。

花染の夏休み
  8月13日(木)
  8月14日(金)
          8月15日(土) 土曜市の為、開店致します。
  8月16日(日)
  8月17日(月)

暑い8月になりそうですが、どうぞお身体をお大切にお過ごし下さいませ。店を涼しくしてお待ち申し上げております。

 2015年(平成27年)7月3日
梅雨の季節の中にどっぷり入っている日々です。雨の被害も多い様ですが、梅雨らしく雨も降らなくては自然環境に影響がある事でしょうし。。。
どしゃぶりの休日、家で本を読んだり、「ボーッ」と雨や景色を眺めていたりと。。。たまには良いですが、被害が出るとなると話は別です。
雨上がりに西の山を見上げると、水蒸気が山肌に沿って空に向かって昇る美しさは、静かで、うっとりとします。
身近に日本の四季を肌で感じる事ができます。

                            

島本町で生活をして、約40年近くになります。この40年でずいぶん変わってしまいましたが、それでも、とても良い町です。
大阪でもない、京都でもない様な独特の文化や人々の暮らしがあり、田舎である割には、便利でもあります。

JR島本駅と阪急水無瀬駅は、歩く事約7分の直線で結ばれ、街のメインの道路は穏やかで、ゆっくり、ゆったりしています。
JRの駅のそばの「楠木正成公親子別れの像」のある公園にちなんで、道路の両サイドにくすの木が植えられ、佇まいは田舎の風情です。周辺はどんどん宅地になり、田畑は少なくなってゆきますが、なんとも田舎っぽさが抜けなくて。。。

この年になると、「何もない。。。」ことが、とても貴重に思えるのです。街全体はこじんまりとしていて、全町がすべて見渡せると言う特典(?)があります。なんとなく住民の方々の顔が見える暮らしです。ちょっと窮屈な面もありますが、私はこの島本を愛しています。

農家の畑を町が借り上げて、住民に貸し出ているので、家庭菜園を本気でなさっている方々もたくさんいらっしゃいます。
お百姓さんの作った農作物、家庭菜園で採れた産物をいつも頂いていますが、地産の野菜はとても素朴で美味しいです。
島本町の空気を感じに是非いらして下さいませ。

                            
5月24日(日)町内のイベントの古本市で手に入れた本を5冊、すべて読み切りました。
自分では、正規の値段では買わないであろう本も含めて、ないまぜにして、家事の合い間にひたすら読みました。
とても楽しかった思いと、辛く哀しい面も引き受けながらです。

                            

古本市も、第三・土曜市も、私を育ててくれます。大変ですが、何か事を起こすと、人々のお人柄が見えて来ます。たくさんの人達に支えて頂き、ご好意を頂き、毎月がんばっています。

6月20日(土)の土曜市は、ヨシ笛の方々に素敵な音色を聞かせて頂きました。ヨシ笛のリードもご自分達で手作りするそうです。

             

                     

天気にも恵まれ、我々の思いが通じたのか、たくさんの人々で賑わいました。この上もない幸せです。
花染の店舗廻りの写真のみ今回は掲載させて頂きました。私も入れて6人で、お店屋さんごっごを楽しみました。

           

7月は、似顔絵を描いてくれる人なども含めて、商店街への出店者もどんどん増えています。
イベントは、午前中「風船パフォーマンス」、午後は「津軽三味線」の演奏です。「津軽三味線」の女性は、この地域に住む、いろいろ賞なども受けている人の様です。早く聴きたいですね。

7月の土曜市は、それに加えて「夏祭り」も同時進行します。「ヨーヨー・スマートボール・金魚つり・綿菓子・ポップコーン・フランクフルト・生ビール・・・など」多彩に演出し、お客様を飽きさせない努力を重ねて行こうと思っています。

綿菓子機も、ポップコーン機も買い揃えて、すべてスタンバイOKです。

夜店ではなく、昼間の夏祭りですので、少々暑いかもしれませんが、土曜市に活力を与える為でもありますので、たくさんの人達が出かけて下さるのをお待ち致しております。

舩木倭帆先生、柴田雅章氏の頁。。。河井久氏、河井一喜氏、河井達之氏のHPの写真をすべて更新致しました。写真を撮る作業にちょっとくだびれ加減です。
他の頁も順次更新したいと思っています。

話は変わって
日曜朝、NKH「日曜美術館」のすぐ手前、3~4分間の小さな番組にはまっています。
「ヨーコさんの言葉」佐野洋子さんという方の文を、とても味のある声で語り、又、イラストがその語りを一層興味深いものにしているのです。
朝の寝ぼけた頭を何とも軽くしてくれる、大人のひとり言に「深いナァ・・・!!」と感心したり、時に「プッ!!」と笑ったり。。。ひとときを聞き入っています。

「深いナァ・・・!!」の日本の文化を1ツ
6/29(月)定休日の午後、京都での用事を済ませ、帰り際に、いつも立ち寄る和菓子屋さんで「みなづき」(水無月)を求めました。水の無い6月。旧暦6月は、まさしく日照の真夏の天候の中で、昔は氷は貴重品。庶民が口にする事も目にする事も出来ず、誕生したのが「みなづき」との事でした。
氷の結晶に似せた三角のお菓子(ういろう)を氷にみたて、上に小豆を散らし、魔除けの意としたのだそうです。

6月30日、夏越しの祓(はらい)の神事にちなんで、今なお京都の人が「みなづき」を食べるならわしがあるのは、そこのところの歴史的な背景がある。。。との事でした。
冷たいお煎茶を頂ながら。。。日本人はいいなぁ。。。うっとうしい天気も吹き飛ばしてくれます。

あじさいの花が終わり、店の玄関先に鉢植えの花を買って来ました。野ボタンとの事ですが、お花屋さんも。どんな花が咲くのか分からないとおっしゃっていました。日々待ちこがれています。

”日常つれづれ”まったく思うままにタラタラと書き進めていますので、お見苦しい、お聞き苦しい点はお許しくださいませ。

この7月5日・6日は、花染の木工の作家・細江さんのお宅へ行って来ます。彼とは31年間、同志の様な関係だと自負しています。
ガップリと四ツに組んで、物作りをして来ました。たくさんの家具をお作りして、お客様のお宅に納めさせて頂いた、この幾十年は、本当に幸せでした。お客様にお喜び頂ける事が2人にとって、この上もない喜びでもあります。弟のように無理をお願いしていますが、いつも力になって下さっています。

奥様も、この度の土曜市には絶大なる協力をして下さっています。彼女は、昔から”食”に凄いこだわりをお持ちでいらしたので、「クッキー」「コンフィチュール」などなど出品し、参加頂いています。

表示してある原材料を読んでびっくりしますヨ!毎回好評の内に完売させて頂いています。
お伺いできる事をとても楽しみにしている日々です。来月この頁でご報告させて頂きたいので、写真などいっぱい撮って参ります。
この一週間は、雨がひどく降りました。どうぞお体お大切にお過ごし下さいませ。

  2015年(平成27年)6月17日

5月1日に「日常つれづれ」を更新して以来、1ヶ月半ぶりのHPです。この半年、サーバーの不具合に悩まされ、いろいろと手を尽くしながらの花染のHPでしたが、やっと通常にもどり、半年ぶりに解決した模様です。

私は、まったくのアナログ人間なので、いろいろの人達にお手伝い頂き、原因を探り、本当にストレスでした。HPを立ち上げて、早くも14~15年になります。この間、たくさんの人々に助けて頂きました。
開店以来の32年間は、表に裏に人様の力をお借りしながら支えて頂いた事をありがたいと思います。トラブルも事件も、そして私事も支えがあって乗り越えられると実感致します。

そんなこんなで、毎日の季節の移ろいを肌で感じながら日々を暮らしています。島本町の風はひんやりと涼やかなうえ、緑のオゾンをたっぷりと含み、体を癒してくれます。山が近く、適度な田舎町である事に感謝しています。

今は、田に水が張られ、田植えを待つ景色です。こうしている間にも早苗が植えられ、水に映る青い空と白い雲。。。そして水分を含んで心地よい風。結構幸せを感じますヨ。

ツバメが巣を作る軒を探して、この商店街にも迷い込んで来る事があります。年を経る程に、こう言う毎日が愛しいのです。

先日、新聞の「文化・文芸」の欄に姜尚中氏「社会・取り戻す事に目を向けたい」とのタイトルで文章が書かれていました。
今までにも、人間の苦悩を描いた本を幾冊か読ませて頂きました。丁度、「生と死についてわたしが思うこと」を詠んだ後だったので、この欄が心に留まりました。この本は雑誌「アエラ」に連載されたコラム「愛の作法」(2007年12/7~2012年11/26掲載分より抜粋)を収録したものだそうです。

毎回、毎回が深いのです。何度も読み返していると少しは私もこう言う考察が出来るでしょうか。私達のレベルでも学べば理解出来る様ひもといてくれているのでしょう。
先月5/24(日)に町内で「古本市」が催された折に姜尚中氏の本を数冊買った中の1冊です。

数年前、彼が案内役を務めたNHK「日曜美術館」は、過去の案内役の中で一番心に残る人でした。
感性を言葉に託す...そして洞察力に毎週聞き入っていました。前記の本を読むと、2年間程の短い期間のホスト役だったそうです。

最近考える事を1ツ言葉にすると「心の余裕がない」...につきると思うのですが...。資本主義の中で人々は余裕をなくしているのではないでしょうか。自分の中の豊かさ...とはいったい何なのでしょうか。人それぞれが感じる事は違っているかもしれないけれど、心がすさんでゆく世の中です。

先日何かで耳にしましたが、妊婦さんがマタニティ認証マークを付けて電車に乗っていると、肘でこずいたり、「妊婦が電車に乗って出かけるナ・・・!」とか、バギーをもって子供づれで乗ると、あからさまにイヤな言葉を投げかける...もってのほかです。悲しい社会なのですね...。」

話は変わります。
6/2(火)から6/13(土)まで柴田雅章氏の作品展をさせて頂きました。この度は2週間の期間でしたので、ゆっくりをお出かけ頂いた様です。マグカップ、8寸ミート皿など、少し写真を撮ってみました。

ポットは、惚れ惚れします。フォルム、使用感、釉薬...毎日手に取り眺めています。良いですね...。

又、又、6月の「第三・土曜市」が目の前に迫っています。6月20日(土)までもうすぐです。会議に追われ、出品者のお世話に追われ、気忙しい日々が過ぎてゆきますが、少しでもにぎわう商店街になって欲しいとの思いです。毎月進化していますので是非お出かけ下さい。

6月20日(土)の土曜市は、よし笛の方が演奏して下さいます。5月の土曜市は中途半端な形での演奏しか企画出来なかったので、今月は本格的に取り組んで頂ける様、セッティングさせて頂きました。

先月耳にした音色は、日本人の心の奥深く沁み入るものでした。それが忘れられず、もう一度、改めてお願いさせて頂いたのです。

お客様方が本気で聞いて下さることを願って、小さな舞台も作ります。吹いて下さる彼女にお聞きすると、「この淀川に生えるヨシを絶やさない様、笛を作り、子供達にも教えている...。」との事でした。
子供達も来てくれます。彼女の理念はしっかりと子供達にも根付いていました。このことにも感動したのでした。

淀川の水はヨシが生えている事によって浄化され、下流へと流れてゆくのです...。こんな真近にある淀川は、こう言う人達の思いで守られて行くのですが、私達も一歩でも近づく事が出来れば嬉しいです。
桂川・宇治川・木津川の三川合流の地、そして淀川へと流れを変える、この島本町の風景を大切にして行きたい思いは、私も同じです。

彼女の理念と姿勢に失礼のない様、取り組みたいとの思いでいっぱいです。当日、10時頃から、休憩を入れながら午後2時くらいまで演奏して頂けると思っていますので、是非ハートでお聞き下さいませ。

梅雨に入って、ジトジト蒸し暑い日もあれば、合い間の晴れ晴れとした日もあります。日本の四季はそういう風物を私達にもたらし、豊かな自然を享受させてくれます。

家のベランダで昨年から育てたアジサイの花が見事に咲き、店へ持ってきました。

道行く人、お客様が声をかけてくれると、とても嬉しく、鼻高々です。お客様と、日々、お話をさせて頂くと、いろいろのご苦労と悲しさを抱えています。ちょっとした事が、心を晴れやかにしてくれます。今の私は、このアジサイに毎朝いやされ、1日が始まります。
梅雨は体にも変調をもたらします。どうぞ、くれぐれもご自愛下さいませ。

少しだけお店の情報を...

☆ 西川孝次さんの、とても素敵な小鉢が入ってきました。さわやかで私は大満足です。可愛いピッチャーも...。
   夏に使用感抜群のグラスと共に...。

☆ 小西晃さんの小さなお皿にお菓子を入れて...。私に時間があるときは、お茶をお出ししています。
   ボールも、小鉢もお皿もグラスも、夏を涼やかに楽しませてくれそうです。

花入れには小花を入れて、チョット休憩!!

 2015年(平成27年)5月1日

爽やかに晴れ渡る5月です。風も心地良し、緑を運んでくる空気は深呼吸をしたくなります。ツツジの花がいたる所で美しく咲いています。
島本町の隣り町、長岡天神さんに咲くツツジは有名で、たくさんの人出だと思います。
島本町内にある大きな会社の生け垣などに見事なツツジが花をつけ、堂々たる姿で街ゆく人々の目を楽しませています。
私は毎朝、古い住宅街の中を自転車で店へ通うのですが、そこかしこに美しく咲くツツジの花を目出ながら走ります。

季節ごとに花に包まれた家々が、私を折々楽しませてくれるのです。本当に日本の四季は美しいですね...。

4月は不順な天気が続き、中旬は毎日の様に雨が降り、冷たい日々でした。

私達の「第三・土曜市」を控えていましたので、天気予報と首っ引きでした。そのあい間の4/18日(土)は見事に晴れ渡り、心も晴れ晴れです。
朝早く、すべて滞りなくスタンバイして、サァ開店です! 9時過ぎには、人が集まり始め、人出で商店街が埋まりました。
当日に到るまで、考えうる準備は一生懸命にしたつもりでしたが、こんなに人々が出かけて下さるなんて...。
まず第1回目は大成功でした。
正直、蓋を開けて見るまで、まったく分からないので、準備の期間中は、ハラハラドキドキでした。

花染の店の前も、私を含めて4人の売り子です。私が出品していたひじき、ザラ目、たけのこ、木工、花、エコバッグそしてこだわりのコンフェチュール、クッキー、タルトはすべて完売!! 気持ち良い程皆様にお求め頂きました。
お手伝い頂いた友人たちに感謝です。

商店街すべての心くばり、目くばりをしなくてはならず、走り廻っている間に、すっかり写真を撮り忘れ、あわててお客様が引き始めた頃にシャッターを切りましたので、いい具合のにぎわいは写し出せていません。

花染のお客様にも感謝です。沢山の方々に応援して頂き、お買い求め下さいました。
お店の2階は、昼食やおやつを持ち寄ったお客様で、和やかに元気いっぱいに1日を過ごしました。こんな嬉しい事はありません。

問題点も多く見つかりましたが、その後「反省会」ではなく、「前向き会」を役員で開き、次回に繋げてゆきます。
次回は5月16日(土)です。初回より一層楽しいイベントに作り上げます。商店街・出店マップも、私が手描きで作りましたヨ!
何を置いても、どうぞお出かけ下さいませ。皆様に元気になって頂きます。花染の出展内容は第1回と同じものに加えて、どんどん進化します。来島海峡のひじきが好評でしたので、わかめ、味付のりを加えます。
そして、花染のお客様がクッキー、むしパンなどいろいろ出店して下さいます。クッキーもむしパンも超一級です。私も楽しみです。

5/24(日)は古本市です。
これは、島本町の「1箱古本市」としてボランティアの方々が昨年立ち上げた企画ですが、私は参加させて頂くだけなので、体力的に楽です。

昨年、お若い主催者の方々にお声をかけて頂き、私の商店街では花染だけが参加するのですが、もし、花染の店舗の前で1箱分の本を持って来て「古本市」をなさりたい方は、私共に声をかけてくださいますと嬉しいです。
昨年同様、花染は、知人友人からの古書をお預かりして200円~50円くらいで販売致します。
本好きの方々が集まって、結構楽しいですヨ。

話はころっと変わり、今日は久しぶりに本の話をしたいと思います。
突然ですが私はずっと以前からお笑い芸人の又吉直樹さんにどう言った訳か興味を持っていました。あくまで、直感でしかありませんが。。。
「火花」が単行本で出版されている事を知り、買い求めてあります。

又、又ころっと変わります。
4月26日(日)「狩野派・永徳の後継者たち」京都国立博物館に行って来ました。
ポスターに素敵なコピー「あなたはきっと立ち尽くす。」
言葉はしみじみ大切だと思いますね。うまいナァ...このコピー!!と変な事に感心してしまいました。

2015年は大阪の陣から1100年にあたるそうです。豊臣から徳川へ、天下が一変する中で、狩野永徳亡き後、生き残りをかけたし烈な戦略の中でくり広げられた、永徳の後継者たちの作品を一堂に展示してありました。
山楽の「唐獅子図屏風」の迫力に―――― あなたはきっと立ち尽くす ――――ですね。

かの有名は「豊臣秀吉像」光信筆、南蛮屏風、洛中洛外図...。
家康から下って家光の時代の探幽「松に孔雀図壁貼付・襖」は一番好きでした。

徳川家光が改修した二条城の二の丸御殿に、探幽が25歳の時に描いた障壁画だそうです。
桃山時代から徳川家、そして京から江戸...大変な時代を生きのびた歴史が詳細に描く絵師を通して見えて来ました。
探幽が江戸幕府御用絵師としての地位を手に入れるための危難の道のりを知りました。

引き続いて秋10月京都国立博物館で「琳派.京を彩る」又、又光悦、宗達、光琳、抱一、スーパースターの競演が見られるそうです。

最近の私の中のいやしを1ツ。
我家に咲いた椿...大切に大切に1年を育て、やっと咲く花。花の咲く時間は、たった1ヶ月程です。そして又、肥料をやり、1年を心くばりして来年の為に夏は日よけ...と愛情をかけます。

以前は一重のそそとして「詫び助」の様な小さな椿の花が好きでしたし、自分でも、そう信じていました。
2年前、我家に偶然、椿の花の苗がやって来ました。どんな花が咲くのか分からないまま、1年育て、昨年3月、見事は斑入りの大輪の花が咲きました。色も姿も大輪でありながら品の良い美しい花でした。

私は取りつかれたように可愛がっています。そして今年も3月、見事は花を次々を咲かせました。
最初に咲いた花は舩木先生のレーマーに生け、充分目出させてもらい、次に花開いた椿は油絵にして描いてもらいました。額縁も手仕事の額作りのプロの方に作ってもらい、今、花染に掛けています。

私の心のいやしです。描かれた絵は、枯れる事なく、1年私の中で楽しむことが出来ます。

今は、我家で1年大切に育てたあじさいが小さな蕾を付け始め、季節を待っています。
美しいものに囲まれ、元気に毎日過ごせる事は、どんなに幸せであるか...しみじみありがたいと思っています。

いつもこの「日常つれづれ」に書きますが、「人に必要をされる事」、「人の役に立つ事」、「人に愛される事」、「人にほめられる事」を目ざし、そのほんの一部でも与えられるなら...感謝です。嬉しいです!!

5月の連休は、3日(日)・4日(月)は定休日ですが、5日(火)・6日(水)は営業させて頂きます。島本の水無瀬のさわやかな緑風を堪能しつつ、花染にいらして下さいませ。
そして5月16日(土) 第三・土曜市
    5月24日(日) 古本市
にも、どうぞお出かけ下さいませ。

追伸
この「日常つれづれ」を書いている間に、1日で又吉氏の「火花」を読んでしまいましたが、ちょっと??という感想です。あまりマイナーなことは書かないのが心情ですが、むずかしい言葉を使おうと必至のありさまがあふれています。私も何でも活字を読みたいと思ってはいるのですが・・・。こうして見ると、文筆家・作家の文章力に改めて感服してしまいました。まったくの余談でおせっかいですが・・・

2015年(平成27年)4月13日

不順な天候のまま、何となくズルズルと春が来た。。。と言う感じでした。桜の花も気が付くとすっかり散ってしまいました。こんなに日本人皆が楽しみにしているのに、コッソリとやって来て駆け抜けて行ってしまいました。

島本町は、桜の木がたくさんあり、特別、何処かへお花見に行かなくても薄桜色で街中彩られ、春は心がふわりとゆれる感じです。でも青空と春の光と桜色と。。。と考えているイメージでは、今年はありませんでした。雨が多く冷たい日々でした。

それでも、4/5(日)雨の中、御所の桜を・・・と思って、春の一般公開も含め見に行こうと出かけました。40数年ぶりに見る内部は、とても厳かで、美しく手入れがされていました。

「さすが・・・!」と、へんに感心してしまいましたが、雨傘をさしながらの人波は、ゆっくりと出来ず中途半端な気持ちを抱きながら不完全燃焼でした。外に出ると、八重桜が見事に鈴なりの玉の様な花を付けていました。

我が家の4月カレンダーは、印刷されたものではありますが、日本画家・加山又造の「夜桜」です。漆黒の中に浮かぶ一本の桜の木。花びら1枚1枚は、はかなげであるけれど、たゆとう姿は妖艶な女性を思わせます。そのそばで、情念を燃やすようにかがり火が赤い炎をメラメラと上げる。何とも美しい光景に包まれています。

絵描きは、いろいろの作者が、自分の中の桜を自分の分身として描いています。
若い頃、奥村土牛の「醍醐」の桜が文句なく好きでした。本当に、何の陰りもなく美しい!!と思っていました。
年を経て、加山又造の「夜桜」を見ていると、その画面が醸し出す、複雑な心模様に心引かれる様になります。女性の化身の様な気がして来るのです。加山又造のもっている女性観でしょうか?西行法師も「願はく
は花の下にて春死なむ」と。いにしえの桜を愛した人々の、この死生観に日本人は心打たれるのだと思います。

春になると、出根草が芽ぶき、球根はすくすくと育ち、花を付け・・・春の光と共に私達の心をいやしてくれます。我が家も椿の花が咲き、山吹きの枝に白い一重の可憐な花が付き、毎朝楽しみに声をかけます。

まず、最初に咲いた椿の花を舩木先生のレーマに生けましたが、本当に美しく涙ぐみそうになります。
お客様も友達も、次々とご自身の家の庭に咲いた春の花を持って花染をたずねて下さいます。
貝母百合、忘れな草、可愛い可愛い桜の枝、黒文字の花、馬酔木、そしてチューリップ・・・などなど。とてもなごやかでお花談義はつきる事がありません。
店のメダカも冬眠から目覚め、ピチピチと泳ぎ始めました。春はいいですね!生命で溢れています。年を重ねる程、自然からエネルギーをもらいます。

3月25日(火)~3月28日(土)まで、キリムと西域の道具を布(アフリカ・中近東・インド・フィリピン・・・etc)を2Fに並べ、おもちゃ箱の中に居るように色彩豊かな展示会をさせて頂きました。キリムもとても美しい色柄で、クッションも好評でした。ちょっと良いナァ・・・と思うものを写真にとり掲載してみました。

花染の1Fとは違う雰囲気を楽しんで頂けたと思っています。
ちょっとしてイベントを加え、三角くじの福引きをして頂き、空くじなしの景品に、客様たちとワイワイ盛り上がりました。
春のひとときを賑やかに過ごして下さったと嬉しい思いです。

話は変わります。
昨年から商店会でいろいろのイベントを立ち上げ、ウォーミングアップを続けて来ましたが、いよいよ本格的に「市」を催します。「第三・土曜市」と名うってデヴューです。今各地で大流行です。我が商店街も今年に入って数人で企画をおこし、進行しています。
チラシも出来上がり、出店して頂く方々も募集し、参加者が決まり、あとは、各店舗がどのくらいの形で協力してくださるか、これからの課題です。皆なの力を借りて出発します。

初回4月18日(土)-毎月 第三土曜日です。毎月となるきびしい面もありますが、お客さっまに飽きられない様、変化をつけなくてはいけないだろうと思います。
花染の店頭には、私にゆかりの人達の協力を得て、たくさんの方々が出品して下さいます。

◆ 藍の布の作品(良い布を使った、美しく丁寧な仕事です)


◆ ポストカード・メッセージカードなど(水彩オリジナル手描き、美しい色彩です)

◆ 花屋さん(寄せ植え・切り花・花苗えetc、非常にリーズナブルです)

◆ こだわりスイーツ(メチャメチャこだわっています)

   《クッキー》 有機ほうじ茶クッキー・抹茶くるみクッキー・チョコチップクッキー・植物性サブレココ
   《Cake類》 茶福豆の抹茶タルト
   《コンフィチュール》  桜コンフィチュール・夏みかんコンフィチュール

◆ まだまだたくさん出品しますヨ!!

  ☆瀬戸内海・来島海峡・・・・・・ひじき(とても柔らかく、磯の風味・香りが豊かです)
  ☆奄美・喜界島・・・・・・ざら目(あまり甘くなく、南国の味覚です)
  ☆たけのこ・・・・・・(ゆがいてあります。竹の子農家の方が大きな薪の窯で湯がいてくれるので柔らかく何とも美味です)
  ☆木工・・・・・・カッティングボード(国産の木で丁寧に作った作品です)
  ☆手作りエコ袋(軽くて使いやすく、バッグに入れてもかさばりません)

花染は商店街の入口近くなので、魅力あるものにする事が肝心だと思っています。

商店街の奥の方のテントの下に
 〔手作りハンコ体験〕・〔手描きアクセサリー〕・〔ヘアアクセサリー布小物〕
 〔ワークショップ粘土細工〕・〔手編みグッズ〕・〔かばん・ポーチ・革小物〕
 〔手編み小物〕・〔消しゴムはんこ〕・〔木工〕・〔焼き菓子〕

募集し、集まってくれた人の10店舗です。
チラシは新聞4紙に4/16入れます。その他、皆様にお手伝いして頂きチラシをくばります。
いろいろな方法で発信していますので、ブラブラ「4月18日 第三・土曜市」にお出かけ下さいませ。

準備に追われ、「日常つれづれ」の話題が乏しく不足してしまいました。成功させたい一心で、体力・気力を使ってしまいました。この所の寒暖の差に、私も風邪を引いてしまいました。お客様の中にも「風邪か花粉症か分からなくて・・・」とおっしゃっている方が多いです。意外と夜は冷えます。花冷え・・・とは美しい日本語ですが、要注意ですね。どうぞお体をおいとい下さいませ。

     4月18日(土)     第三・土曜市
     5月           連休中は、花染は通常通りです。(毎週日・月定休日)
     5月16日(土)     第2回 第三・土曜市
     5月24日(日)     古本市

日を追いながら、イベントの企画内容は、この「日常つれづれ」に明記してゆきたいです。皆様にお出かけいただけますのが一番の喜びです。
6月初旬に、柴田雅章氏の小さな展示会をする準備をしています。何かお客様にプレミアをおつけできますようにしたいと思います。
お楽しみに!!

2015年(平成27年)3月6日

日差しはすっかり春色になり、やっと木々もムクムクと動き出した様です。ここ島本は、まだまだ自然を間近に感じる事が出来ますので、空や風や景色が美しく変化してゆくさまを五感で受け留める楽しさがあります。
私も店先に春の花を寄せ植えしました。毎朝、花ガラを摘み取りながら、「元気ですか。。。」と声をかけて見守ります。とても嬉しい1日の始まりです。

ただ毎日、気がかりなことがあります。花染のHPの写真が何故か×で入らないところがあり、助けて頂きいろいろ試みているのですが、うまく更新できなくて、ストレスを抱えています。恐る恐る更新している状況ですので、見苦しい画面ですが、今しばらく辛抱して見てやって頂ければ幸いです。アナログの世界では、すべて手で修正が出来ますので、私にはとても苦手なことです。便利ですが不便です。

先月の「日常つれづれ」に書き忘れた事が2点あります。
1月 京都高島屋で「民藝展」があり、遊び方々拝見に行きました。
やや広い会場に、主に関西の民芸の窯、家具、和紙、布・・・etcが並んでいました。クルクルと2~3周して・・・懐かしく、若いころ走り回りたどった世界が、そこにはありました。今は、すっかりと言う程、卒業してしまって、作家の先生方、若い作者の人々とのおつき合いになってしまい、「民芸の窯」という所へは伺わなくなってしまいました。
何か心引かれるものを・・・と思ったのですが、買うものがなく、会場を去ろうとした時、応接セットのセンターテーブルの上に、1つポン!!と置いてある辰砂の角鉢を見付けました。吸い寄せられ、手に取ると、とてもよく出来た完成度の高い器でした。迷いもなく買うことにしました。

レジに持って行き、店員さんに「どこの窯の作品ですか?」「その他にこの窯の作品はありますか?」とおたずねする
と、会場の1角に連れて行ってくれました。
驚くかな、武内晴二郎氏のご子息の作品でした。ずっとずっと,、武内晴二郎氏の作品に憧れ、図録を時々開けています、それもずっとずっと前に(1921~1979年)に亡くなってしまった方です。
武内晴二郎氏の事は、又いずれの日にか、この「日常つれづれ」に流れとして書かせていただくく日がやって来ると思います。
出会いは必然にやって来ます。ご子息がいつの頃からか作陶なさっている事は知っていましたが・・・こうして出会うのです。

柴田雅章氏とも懇意になさっているので、柴田さんのお宅へお伺いした折に話題にしてみようと思っています。私が持っている「武内晴二郎作品集」は柴田さんに頂いたものです。
広い会場で私が求めたいと思った作品は、これ一つでした。
そうそう、もう一つ真ちゅうの楽しいスプーン大小数々ありましたが、これは求めませんでした。装飾性が高かった事が要因です。もう少し素朴で素直な方が私は好きです。民藝とは少し異なっている気がしました。

もう一つ書き忘れた事。
京都でいつも立ち寄る喫茶店で、京都新聞をめくっていると「凡語」というコーナーにちょっと素敵な文章を見付けたので、ペンと紙を取り出してメモしたものがあります。(12/22
月)
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宇治・平等院鳳凰堂・今年、2年に及んだ「平成の修理」を終え、極楽浄土を再現した絢爛さをよみがえらせた。「この姿が見られるのは平安時代以来では」という。建立後間もない姿へ近づける事にこだわった。
改修中、瓦の下にふかれた板5枚に落書きが見つかった。約60年前「昭和の修理」に携わった職人が心情を詠んだものだ。
<百々年の嵐にたえて鳳凰のすがたうつして宇治の川面に>と作業するお堂の立派さをたたえる歌や<かげの力のしっくいをねって疲れて今日も明日も>と苦労がしのばれるものもある。
板は屋根に戻され、全体で3%だけ残る平安期の瓦の下に置かれた。時代を超えた建物を守る職人の技と情熱に敬意をはらった粋な計らいだ。
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この文章を読んで、人間の心情の深さ、歴史の重さに感動してしまいました。この板5枚に書かれた職人の思いを、元の鳳凰堂の瓦に戻した人々も・・・美しい!!
この板に書かれた歌を後世、何十年後に次の改修にたずさわる人々が目にするときを想像すると胸が熱くなります。
森羅万象、もろもろの現象から感動を受け取りながら、年を経ても熱く活々と物を見て、次の世代に本物の世界を伝えていく事が出来たなら、どんなに幸せでしょう。

本物と言えば、2月8日のNHK日曜美術館で「川喜田半泥子」を放映していました。作品も素晴らしいけれど、生きる姿が美しい川喜田半泥子。
彼は百五銀行の頭取でありながら、仕事以外は焼物三昧の生活を楽しんでいたとのことです。桃山的なことを学ぼうとし、土味にこだわり自然のままが良いというのが基本です。
おもしろがって、思うようにはいかない土を自由な発想で彼の作品にしたのだと思います。偉大なる素人。。。それが半泥子の真骨頂。。。と解説の言葉でした。

数十年前、三重県・津にある彼の窯を継承している坪島土平氏の所へお伺いさせて頂いたことがあります。川喜田半泥子の工房を全て引き継ぎ、お弟子さん共々作陶なさっていました。

お正月だったものですから、工房からお宅の方へ招かれ、ご挨拶をさせて頂きました。坪島土平志が最盛期の頃でした。
私はお店を始めたばかりで、まだまだ日本中をうろうろしている状態で落ち着いていませんでした。

坪島土平が亡くなったと言う訃報を耳にしたのは、2~3年前の事です。とうとうご縁をつながないで月日が過ぎ去ってしまいました。

これも20数年前、中之島「東洋陶磁美術館」で川喜田半泥子の展観会があり、彼のたぐいまれな土との暮らし・・・作陶を拝見させて頂き特別は感銘を受けた事を今でも鮮やかに記憶しています。

あべのハルカス美術館で3月17日~5月10日まで「川喜田半泥子物語・その芸術的生涯」があるようです。非凡な人々の日常の暮らしの中にある芸術。そして本物の中で、自然体で生きる姿の美しさを見ることになると思います。

今回、再び「竹内晴二郎作品集」を斜め読みする中で、語る柳宗悦・浜田庄司・河井寛治郎・大原孫三郎などは、やはり私の中で偉大そのものでした。
作品は技だけではなく、「目と心」で成し遂げるものだと言う事を改めて教えられました。

1月、2月もとうとう展示会をしないで過ぎてしまいました。そうだ!!3月は展示会をしよう。。。!と思い立ち、急ぎ企画をしました。
3月24日(火)~3月28日(土)です。
キリムの敷物、キリムクッション(大小さまざま)、インドの刺繍布、木の道具、鉄の仕事・・・etcを集めます。

そして、ちょっと小さなイベント・・・と。楽しみにしてお出かけ下さいませ。3月下旬の企画展ですので、暖かくなる日差しのもとでゆっくりおくつろぎ頂けますれば嬉しいです。
今朝、花染の小さな裏庭に、小さく芽吹く二葉葵を見付けました。緑々した、みずみずしい若葉は、今春も元気です。

2015年(平成27年)2月7日
この冬は例年よりも寒かったですね。雪が舞い、しぐれる日も多く、ここ島本町でも雪が積もりました。毎年初詣をする京都六波羅蜜寺への道も雪景色でした。

庶民のささやかなお正月も1年の区切りとして大切なものと思っています。1年の計は元旦にあり...と言うけれど・・・。毎年願い事をし、決意も新たにするのですが、1月を過ぎる頃には、元の木阿弥。又、愚かな自我の世界に引きづられて行きます。
自然はすでに春を待っています。光は春の色を帯び、明るくなっています。店へ毎日通う道端の?梅が今年も寒さの中で元気に咲き、家々の玄関先には春の花が植えられ、皆が春を待っています。 2月3日は節分。4日は立春でした。バレンタインデーもすぐそこです。デパートのチョコレート売り場は人々で溢れています。 私は毎年、島本町のサントリー山崎工場の売店でウィスキーボンボンを買います。とても美味しいですヨ!!モルトウィスキーが入った絶品です。思っただけで芳醇な香りが漂い、舌なめずりしそうになります。

NHK朝の連続ドラマの影響で、サントリー山崎工場が注目されている様です。番組を見ていないので、確かな事は言えませんが、 工場見学者が増えているのではないでしょうか。
隣の大山崎町には、ニッカウヰスキーの初代社長・加賀正太郎の別荘が山合いにたたずんでいます。知的かつ文化的な要素を余すところなく私達に伝えてくれる空間として、庭も含め、とても大好きです。四季折々見事です。テラスからは三川合流(桂川・宇治川・木津川)の美しい眺めが広がり、加賀正太郎のこだわりが、ここにも見えます。 彼がイギリスに留学していた頃に眺めた景色と似ている場所を探し、この三川合流の地点に居を構えた・・・と何かに書いてありました。その山荘は、16~17年前に大改修工事ののち、アサヒビール・京都府・大山崎町が運営する「アサヒビール大山崎山荘美術館」として再び生を受けました。 内容は、アサヒビール初代社長・山本為三郎の収集した「国画会」の先生方の作品を展示する・・・と。(河井寛治郎・浜田庄二・バーナードリーチ・富本憲吉・黒田辰秋・・・etc。) 1年に数回展示変えをし、いろいろな企画展もしています。現在は「志村ふくみ」の染織ではないでしょうか。この美術館の開館10周年の折の企画として、舩木倭帆先生の作品の展示が行われました。先生の作品が、この山荘に見事にマッチングして、美しい空間を作っていた光景は忘れることはできません。 先生の本「ガラスの器」の内部の写真は、ほとんどこの山荘で撮られたものと拝見しました。 先生もこの山荘美術館をこよなく愛していらっしゃいましたし、時折おたずねになられていました。

節分が終わるとひな祭りです。花染も2月に入って春らしく装いました。店にかけているのれんを春の色に変え、おひな様をディスプレイし、裏の小さな庭の木々にも寒肥えをやり、店内にフリージアの花を生けて、すっかり明るい気持ちになり、春を待っています。

年末にお願いしてあった河井一家(河井久先生・河井一喜さん・河井達之さん)の作品もすべて入荷して、お客様を待っています。新しい作品が店に並ぶと、(下の写真以外にも種々彩々です。)作家の方々から物作りのエネルギーを頂き、私も元気になります。
        河井 久

        河井 一喜

        河井 達之

若い作家の方々は、こんな時代ですから一生懸命です。私も若いころ、必死に日本中をどさ回りしていた時代を思い出します。九州・鹿田・小石原・佐賀・愛媛・山陰・江津・温泉津・出雲・出西・布志名・湯町・牛ノ戸・鳥取・丹波・信楽・長野・栃木・群馬・・・関東・・・。 地方の窯・作家の先生方・・・とんでもない事も多くあった楽しい旅でした。
花染30余年の歴史は、手仕事が大きく変わる時代でもありました。 世の中がIT・ハイテク・・・と際限なく進化を続けました。手仕事の伝統は、良い意味で変わる事はありません。自然とともに生きる生活を実感して頂ける様、そして人の心が温かく豊かであって欲しいと願うのが、私達の仕事だと思っています。 理想と現実は、そううまくは運ばないけれど、少しでも多くの人達に手仕事の作品を大切に守り、使い続けて欲しいと熱望しています。
先日、女の子が3人突然とび込んで来て、何やら探す様子でした。その中の1人が「ここ・・・落ち着く・・・ウウウ・・・!!」と店を見廻して、自然発生的に言葉にしたのです。年齢をお聞きすると、小学校3年生との事です。又、1人の女の子がお母さんへのお誕生日プレゼントを求めてくれました。りんごの箸置きと使いやすいお箸を・・・。箱に入れ、綺麗に包装し、リボンをかけ・・・消費税をおまけし、感謝を込めてお渡し致しました。 時折、子供達がプレゼントを買いに立ち寄ってくれる時があります。こんな嬉しい日は心が温かくなります。
こうした何気ない日々に支えられ喜びを共にして日常があります。 3月1日が来ると、花染は32年目に入ります。長い年月を皆様と感動や喜びを共にさせて頂きました。ここ数年、お若い方々の繋がりがたくさん出来る様になりました。 20才代、30才代、40才代のお客様、そして新しく、こういう工芸の店を始めた人、作家さん、そしてまったく違う世界でお仕事をなさっている若い人々。新鮮な刺激を頂きます。若いころの花染をふり返って心を新たに致します。
最近、お嫁入り道具の1つとして鏡台を作らせて頂きました。国産のサクラの木の無垢ですべてしつらえました。ほんのり色のある木は、目にも心にも肌ざわりもとても優しく、どうぞ、何十年、何百年と大切に使ってやってください・・・と祈る思いです。

この超アナログの世界が広がってくれることを切に願っています。寒い毎日ですが、温かい気持ちをタップリと充満させてお待ちしております。2月、3月はまだまだ風邪を引きやすい季節です。どうぞご自愛くださいませ。

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