日常つれづれ(2022年)

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2022年

2022年(令和4年)1月10日

美しく輝く初日出。新しい年を迎える、この地球が、そして私達の暮らしが無事であって欲しいと、思わず太陽に手を合せます。
元旦の朝、この島本町は、うっすらと雪景色でした。見上げる空は、どこまでも青く澄み渡り、この地球を愛おしんでくれている様でした。

年を重ねる程に、今がこうしてある事に感謝の思いがい深くなります。
自然の恵がいっぱい詰ったお節。古来よりの決め事を確かめながら、日本文化の美しさを教えて頂くのです。

そして温かいお雑煮。ふる里の父母との暮らしが蘇えり、ちょっと切なさも…。私の中に、お正月の暮らしの中に生きている母の面影を大切にしなければ…と新年に思いを込めたいと思います。
日本の豊かな感性あればこそですね。

私の初詣は、今年は奈良・春日大社と奈良国立博物館と決め、2日、早朝に出かけました。昨年から決めていたのです。

藤田美術館 所蔵・竹内栖鳳筆「大獅子図」奈良国立博物館に展示されているのです。

大阪・都島・藤田美術館は藤田博三郎(1841~1912)の蒐集に始まるコレクションです。

明治に入り、廃仏毀釈の嵐か吹き荒れる、その時代にあって、壊されたり、安価で売買されたり、海外に流出する日本文化を、力の限り手元に求め集められたのです。その数は日本最大とも言われています。

どうして明治は、日本文化を軽視する様な事がおきたのか…。その事も含めての奈良国立博物館だったのです。私は全くの素人なので、こう言う事に出会うと美術史を学びたい衝動にかられるのです。
学校で学んだのは、岡倉天心とフェノロサの業績と活動くらいですネ!!

4~5年前から、長期にわたり藤田美術館はリニューアル中。
2022年4月・リニューアル後のオープだそうです。
楽しみではありますが、人で溢れるでしょうから、しばらくしてから…となりますでしょうか?

竹内栖鳳の「大獅子図」はこの度で2度目の拝見となりますが、その姿に言葉を失うのです。
この様な明治の頃にあってヨーロッパへ留学し、西洋美術を学び帰国後、筆をとった作品だそうです。遠近法が用いられ、日本の絵師達の先をいったのだと思います。
虎の絵図はたくさんあるけれど、たぶんライオンは描かれた事はなかったのでは…。

ずっとずっと昔、京都美術館(現・京都市京セラ美術館)で栖鳳と上村松園の師弟展が催された折、初めてこの「大獅子図」を見て驚き…虜になってしまったのです。

その折、やはり見たい見たいと願っていた上村松園「序の舞」にも出会わせてもらいました。
先月12月の「日常つれづれ」に書かせて頂いた宮尾富美子に通じる話です。写真で見た事はありましたが、実物を拝見し、その美しさに若い私は、震える思いでした。
想像していたより大きい作品から受ける印象は夢のようでした。

そして、宮尾富美子の小説「序の舞」がよみがえるのです。もし興味をお持ち頂ければ読んで欲しいと思うのです。

京都嵯峨野にあった竹内栖鳳美術館へも、奈良の松柏美術館へも…とにかく開催される展覧会は、ことごとく出かけ…のめり込んだ日々がありました。

そして又、今回の奈良国立博物館で思わぬ事にも出会わせて頂いたのです。
重要文化財・金剛力士立像・阿形(像高505.8cm)吽形(優高506.2cm)見上げる巨像…全身にみなぎる力動感…圧巻でした。
特別公開とあり、写真撮影OK…にも喜んだのです。 

南北朝時代(1339)吉野郡吉野町に位置する金峯山寺(きんぶせんじ)の仁玉門(国宝)に安置される…と…。
運慶・快慶が造立した奈良東大手南大門像に次ぐ大作として高い価値を有している…と説明されていました。
それをスッピンで見せて頂いた事の凄さに驚愕したのです。

そんなこんなで時間は過ぎ、午後になり、春日大社へお参りに行った頃には、人波で溢れていました。写真を撮るのも一苦労。良い映像にはなりませんでした。
絵馬と破魔矢は買う事が出来ました。

またまた、仕切り直して出かけたいものです。ここから続く万葉植物園へも行きたいし…新緑の頃にしましょうかねぇ~。

そうこうしている内に七草がゆの日も過ぎ、本格的に始動です!
不穏な空気の中ではありますが「笑う門には福来たる!!」これで行きたいものです。
そうだ!!たくさん頂いた柚子で柚子ジャムをたんと作りました。
この2~3日、店へ持って来て、柚子湯を作って飲んでいます。とっても美味しいです。よろしかったらお出かけ下さい…!

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。お目にかかれれば嬉しいです。風邪は万病のもとです。くれぐれもお気をつけてお過し下さいませ。

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